「あと一品欲しいけど、パスタを茹でる時間がない…」「お弁当にパスタを入れたいけど、くっついて固まってしまいそう…」そんなお悩みはありませんか?忙しい日の食事作りやパーティーの準備、お弁当作りで大活躍するのが、パスタを茹でておくというテクニックです。事前にパスタを茹でておけば、食べたい時にさっと調理できて、大幅な時短につながります。
しかし、「茹でておくと麺がくっついたり、伸びて美味しくなくなったりするのでは?」と心配になる方も多いでしょう。ご安心ください。実は、いくつかの簡単なコツさえ押さえれば、茹でたての美味しさをキープしたままパスタを保存できるのです。
この記事では、パスタを美味しく茹でておくための具体的な方法、正しい保存期間、そして作り置きパスタを美味しく食べるための温め方やアレンジレシピまで、詳しくご紹介します。この方法を知れば、あなたのパスタ料理がもっと手軽で身近なものになりますよ。
パスタを茹でておく基本!くっつかない&伸びないコツ
パスタを美味しく作り置きするための第一歩は、なんといっても「茹で方」にあります。ここで手を抜いてしまうと、保存している間に麺がくっついたり、再加熱した時に伸びてしまったりする原因になります。これからご紹介する3つのポイントをしっかり押さえるだけで、茹で置きパスタのクオリティが格段にアップしますので、ぜひ試してみてください。
茹で時間は表示より短く「アルデンテ」が基本
茹で置きパスタを成功させるための最も重要なポイントは、茹で時間を通常よりも短くすることです。パスタの袋に記載されている標準の茹で時間通りに茹でてしまうと、保存中や再加熱の際に余熱で火が通り過ぎてしまい、麺が伸びてブヨブヨとした食感になってしまいます。
目指すべきは「アルデンテ」よりもさらに少し硬めの状態です。具体的には、パッケージの表示時間よりも1分〜2分ほど早くお湯から引き上げるのがおすすめです。中心にまだ白い芯がはっきりと残っているくらいが丁度良いでしょう。
「そんなに硬くて大丈夫?」と不安に思うかもしれませんが、この「芯」が、後の工程で美味しさを保つための大切な役割を果たします。茹で上げた後の余熱、そして食べる前の再加熱で、この芯にゆっくりと火が通ることで、最終的にちょうど良い食感に仕上がるのです。このひと手間が、時間が経っても美味しいパスタを保つ秘訣となります。
アルデンテ(al dente)はイタリア語で「歯ごたえがある」という意味です。パスタの中心に髪の毛一本分くらいの芯が残っている状態を指し、パスタ料理で最も美味しいとされる茹で加減です。
茹で上がりのひと手間!オイルを絡めてコーティング
硬めに茹で上げたパスタをザルにあげたら、次に行うべき重要な工程がオイルを絡めることです。このひと手間が、パスタ同士がくっついてしまうのを劇的に防いでくれます。
パスタの表面は、茹で上がった直後はデンプン質で覆われており、これが乾燥すると接着剤のように働き、麺同士がくっつく原因となります。そこで、オイルでパスタ一本一本を薄くコーティングすることで、麺の表面の乾燥を防ぎ、同時にお互いがくっつきにくくなるのです。
使用するオイルは、オリーブオイルが最も一般的でおすすめです。風味も良く、様々なパスタソースと相性が良いためです。もしオリーブオイルがなければ、クセのないサラダ油や米油などでも代用可能です。後で和風パスタにする予定なら、ごま油を少量絡めておくのも風味付けになって良いでしょう。
オイルを絡める際のポイントは、全体にムラなく行き渡らせることです。ボウルにパスタを移し、オイルを回しかけたら、トングや菜箸で優しく、しかし手早く混ぜ合わせましょう。パスタが温かいうちに作業することで、オイルが馴染みやすくなります。
急速に冷やす!冷水で締めるか、バットで広げて冷ます
オイルを絡めたら、最後の仕上げはパスタを急速に冷ますことです。温かいまま放置してしまうと、余熱でどんどん火が通ってしまい、せっかく硬めに茹でた意味がなくなってしまいます。また、雑菌が繁殖しやすくなる原因にもなるため、素早く冷ますことが衛生面でも重要です。
冷まし方には、主に2つの方法があります。
- 冷水(氷水)で締める方法
流水や氷水で一気に冷やす方法です。この方法のメリットは、何といってもその速さです。熱を素早く取り除き、麺のコシをキュッと引き締める効果があります。冷製パスタやサラダパスタにする場合は、この方法が特におすすめです。ただし、しっかりと水気を切らないと、味がぼやけたり、ソースが絡みにくくなったりする原因になるので注意が必要です。キッチンペーパーなどで優しく水気を拭き取ると良いでしょう。 - バットなどに広げて冷ます方法
金属製のバットや大きなお皿にパスタを重ならないように広げ、うちわや扇風機で風を当てて冷ます方法です。麺の表面の水分が適度に飛ぶため、水っぽくなる心配がありません。温かいパスタ料理(ミートソースやカルボナーラなど)に使う場合は、こちらの方法がおすすめです。粗熱が取れたら、乾燥しないようにラップをかけて冷蔵庫で冷やしましょう。
どちらの方法を選ぶかは、後でどのような料理に使うかによって決めると良いでしょう。
長期保存も可能!茹で置きパスタの正しい保存方法

上手に茹で上げることができたら、次は正しく保存するステップです。保存方法を間違えてしまうと、せっかくの茹で置きパスタが台無しになってしまうことも。ここでは、数日以内に使う場合の「冷蔵保存」と、長期間ストックしておきたい場合の「冷凍保存」の2つの方法を、それぞれのメリットや注意点とあわせて詳しく解説します。
【冷蔵保存】2〜3日以内に食べるならこの方法
週末に茹でておいて平日のランチや夕食に使いたい、といった2〜3日以内に食べ切る予定の場合は、冷蔵保存が手軽でおすすめです。冷蔵保存のメリットは、冷凍に比べて解凍の手間がなく、使いたい時にすぐに取り出して調理できる点です。
冷蔵保存の基本的な手順は以下の通りです。
- 硬めに茹でてオイルを絡め、しっかりと冷ましたパスタを用意します。
- 1食分ずつ(80g〜100g程度)に小分けにします。こうすることで、使う時に必要な分だけ取り出せて便利ですし、パスタ同士がくっついて塊になるのを防げます。
- 小分けにしたパスタを、乾燥しないようにラップでぴったりと包みます。空気に触れるとパスタが乾燥して硬くなってしまうので、隙間ができないように注意しましょう。
- ラップで包んだパスタを、ジップ付きの保存袋や密閉できる保存容器(タッパーなど)に入れます。二重に保護することで、乾燥や冷蔵庫内の他の食品からの匂い移りを防ぐことができます。
- 冷蔵庫で保存します。
保存期間の目安は2〜3日です。これ以上長く置くと、風味が落ちたり、菌が繁殖したりする可能性があるため、なるべく早く食べ切るように心がけましょう。
【冷凍保存】1ヶ月程度ストックしたい時のポイント
一度にたくさん茹でて長期間ストックしておきたい、という場合には冷凍保存が最適です。冷凍することで、冷蔵よりも長く、美味しさをキープしたまま保存することが可能になります。忙しい時のために、冷凍庫に茹で置きパスタのストックがあると、とても心強いですよ。
冷凍保存の手順も、基本的には冷蔵保存と似ています。
- 硬めに茹でてオイルを絡め、完全に冷ましたパスタを用意します。ここでしっかりと冷ましておくことが、美味しく冷凍する重要なポイントです。温かいまま冷凍すると、霜がついてしまい、解凍時に水っぽくなる原因になります。
- 1食分ずつ小分けにし、ラップでぴったりと包みます。冷凍する場合も、使いやすさと品質保持のために小分けは必須です。
- 冷凍対応のジップ付き保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いてから口を閉じます。
- 金属製のバットなどに乗せて冷凍庫へ入れます。金属製のバットを使うことで熱伝導が良くなり、よりスピーディーに冷凍することができるため、パスタの品質劣化を最小限に抑えられます。
保存期間の目安は約1ヶ月です。それ以上経つと、冷凍焼け(食品の水分が抜けて乾燥し、品質が落ちること)を起こしやすくなるため、1ヶ月以内を目安に使い切るようにしましょう。保存袋に冷凍した日付を書いておくと管理しやすくなります。
保存容器の選び方と注意点
茹で置きパスタを保存する際には、容器の選び方も大切です。どのような容器を使うかによって、保存状態や使い勝手が変わってきます。
ラップ + ジップ付き保存袋
最も手軽で一般的な方法です。1食分ずつラップで包むことで乾燥を防ぎ、さらに保存袋に入れることで匂い移りを防ぎ、冷凍庫内でもコンパクトに収納できます。特に冷凍保存の場合は、袋の空気をしっかり抜けるので、霜がつきにくく、冷凍焼けを防ぐ効果が高いのがメリットです。
密閉できる保存容器(タッパーなど)
繰り返し使えてエコなのがタッパーなどの保存容器です。パスタが潰れにくいというメリットもあります。冷蔵保存に向いていますが、冷凍保存に使う場合は、必ず「冷凍可」の表示があるものを選びましょう。冷凍に対応していないプラスチック容器は、低温で割れやすくなることがあります。また、容器が大きいと隙間が多くなり、乾燥や霜の原因になるため、パスタの量に合ったサイズの容器を選ぶのがポイントです。
・使用する容器や袋は、必ず清潔なものを使用してください。
・パスタを素手で触ると雑菌がつきやすくなるため、清潔な菜箸やトングを使いましょう。
・冷蔵でも冷凍でも、パスタは必ず完全に冷ましてから保存してください。
茹で置きに向いているパスタ・不向きなパスタ
一言でパスタといっても様々な種類がありますが、実は茹で置きには向き不向きがあります。適切な種類のパスタを選ぶことで、より美味しく作り置きを楽しむことができます。
| 向いているパスタ | 不向きなパスタ | |
|---|---|---|
| 種類 | ・スパゲッティ(1.6mm以上) ・フェットチーネ ・リングイネ ・ペンネ、フジッリなど |
・カッペリーニなどの極細麺 ・早茹でタイプのパスタ ・生パスタ |
| 理由 | 麺が太くしっかりしているため、水分を吸いすぎず、伸びにくい。ソースも絡みやすい。 | 麺が細く、水分を吸収しやすいため、すぐに伸びてしまい食感が悪くなる。生パスタはそもそも保存に向かない。 |
一般的に、麺が太くてしっかりとしたタイプの乾燥パスタが茹で置きに向いています。スパゲッティであれば、標準的な1.6mm以上のものがおすすめです。フェットチーネのような平たい麺や、ペンネのようなショートパスタも、形が崩れにくく、食感を保ちやすいです。
一方で、カッペリーニのような極細麺(そうめんのような細さのパスタ)は、あっという間に水分を吸って伸びてしまうため、茹で置きには全く向いていません。また、「早茹で〇分」と表示されているタイプのパスタも、麺に切り込みが入っているなど特殊な加工がされており、水分を吸収しやすく作られているため、作り置きには不向きです。生パスタも、そのフレッシュな食感が魅力なので、茹でたてをすぐに食べるのが一番です。
作り置きパスタを美味しく復活!おすすめの再加熱方法
冷蔵・冷凍しておいたパスタを、どうすれば美味しく食べられるのでしょうか。作り置きパスタは、温め方次第でまるで茹でたてのような食感を取り戻すことができます。ここでは、手軽な電子レンジから、ソースと絡めながら温めるフライパン、そして食感を重視するお湯を使った方法まで、3つの再加熱テクニックをご紹介します。
手軽さNo.1!電子レンジでの温め方
何といっても一番手軽でスピーディーなのが、電子レンジを使った温め方です。忙しい日のランチや、疲れて帰ってきた日の夕食など、火を使わずにさっと温められるのは大きな魅力です。
【冷蔵パスタの場合】
- 耐熱皿に冷蔵しておいたパスタを乗せます。パスタが固まっている場合は、軽くほぐしておきましょう。
- パスタ全体に、大さじ1程度の水または白ワインを振りかけます。こうすることで、加熱中に蒸気が発生し、パスタがパサつくのを防ぎ、ふっくらと仕上がります。
- ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で1分〜1分半ほど加熱します。
- 加熱が終わったら一度取り出し、全体を混ぜて温まり具合を確認します。まだ冷たい部分があれば、30秒ずつ追加で加熱してください。
【冷凍パスタの場合】
冷凍したパスタは、解凍せずにそのまま温めることができます。
- 凍ったままのパスタを耐熱皿に乗せます。
- 同じく大さじ1程度の水を振りかけ、ふんわりとラップをします。
- 電子レンジ(600W)で2分半〜3分ほど加熱します。
- 一度取り出してほぐし、加熱ムラがないか確認しながら、必要に応じて追加で加熱してください。
電子レンジで加熱しすぎると、パスタが硬くなったり、逆に水分を吸いすぎてべちゃっとなったりします。様子を見ながら少しずつ加熱するのが美味しく仕上げるコツです。
ソースと絡めながら!フライパンでの調理法
ミートソースやクリームソースなど、温かいソースと絡めて食べるパスタの場合は、フライパンでソースと一緒に温めるのが最も効率的で美味しく仕上がります。パスタがソースの旨味を吸い込み、一体感のある一皿になります。
【冷蔵・冷凍パスタ共通】
- フライパンにパスタソースを入れて温めます。
- ソースが温まったら、そこに茹で置きしておいたパスタを加えます。(冷凍の場合は、事前に電子レンジで軽く解凍しておくと、ソースの温度が下がりにくく、調理時間が短縮できます。)
- パスタをほぐしながら、ソースとよく絡めます。この時、パスタが硬いようであれば、少量の水か茹で汁(あれば)を加えると、麺がほぐれやすくなり、ソースの絡みも良くなります。
- パスタ全体が温まり、ソースが程よく煮詰まったら完成です。
この方法のメリットは、洗い物が少なく済むことと、パスタにしっかりとソースの味が染み込むことです。ナポリタンやペペロンチーノのように、具材と一緒に炒めるタイプのパスタを作る際にもこの方法が最適です。再加熱と調理を同時に行えるので、究極の時短テクニックと言えるでしょう。
まるで茹でたて!お湯を使った再加熱テクニック
「茹で置きでも、できるだけ茹でたてに近い食感を楽しみたい!」という方におすすめなのが、お湯を再び使って温める方法です。少し手間はかかりますが、パスタの表面がリフレッシュされ、プリッとした食感が蘇ります。
【冷蔵・冷凍パスタ共通】
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かします。塩は加えなくても大丈夫です。
- 沸騰したお湯の中に、茹で置きしておいたパスタを入れます。
- 菜箸などで優しくほぐしながら、30秒〜1分程度、さっと温めます。冷凍の場合は、少し長めに1分〜1分半が目安です。
- 温まったらすぐにザルにあげ、しっかりと水気を切ります。
- あとは、お好みのソースと和えれば完成です。
この方法は、特にオイル系のパスタや、フレッシュなトマトソースなど、ソースとパスタを別々に仕上げて最後に和えるタイプの料理に向いています。
注意点としては、加熱時間が長くなりすぎないようにすることです。長時間お湯につけてしまうと、せっかくアルデンテに仕上げたパスタが伸びてしまいます。あくまで「温め直す」という意識で、手早く行うのがポイントです。
茹で置きパスタ活用術!簡単アレンジレシピ

茹で置きパスタのストックがあれば、アイデア次第で様々な料理にアレンジできます。ここでは、茹で置きパスタの「すぐに使える」というメリットを最大限に活かした、簡単で美味しいアレンジレシピを3つご紹介します。忙しい日のランチや、もう一品欲しい時などにぜひお試しください。
冷たいままでも美味しい!簡単サラダパスタ
冷蔵庫で冷やしておいた茹で置きパスタは、温めずにそのままサラダの具材として活用できます。特に暑い季節には、火を使わずに作れるひんやりメニューとして重宝します。
【材料(1人分)】
- 茹で置きパスタ(ショートパスタがおすすめ):80g
- お好みの野菜(レタス、きゅうり、ミニトマト、パプリカなど):適量
- タンパク質(ツナ缶、サラダチキン、ハム、ゆで卵など):適量
- お好みのドレッシング(市販のイタリアンやシーザードレッシングなど):大さじ2〜3
【作り方】
- 野菜は食べやすい大きさに切ったり、ちぎったりしておきます。きゅうりは輪切り、ミニトマトは半分に、パプリカは細切りにするのがおすすめです。
- ツナは油を切り、サラダチキンやハムは手でほぐしたり切ったりしておきます。
- ボウルに、茹で置きパスタ、準備した野菜、タンパク質をすべて入れます。
- ドレッシングを回しかけ、全体をよく和えたら完成です。
マヨネーズと醤油、少しの砂糖を混ぜて和風マヨ味にしたり、オリーブオイルとレモン汁、塩こしょうでさっぱり味にしたりと、ドレッシングを工夫するだけで無限にバリエーションが広がります。茹で置きパスタを使えば、本当に混ぜるだけで一品が完成するので、忙しい朝のお弁当作りにもぴったりです。
ランチにぴったり!炒めるだけのナポリタン
茹で置きパスタがあれば、昔ながらの喫茶店風ナポリタンもフライパンひとつであっという間に作れます。麺を茹でる時間がない分、10分もかからずに本格的な一皿が完成します。
【材料(1人分)】
- 茹で置きパスタ(スパゲッティ):100g
- 玉ねぎ:1/4個
- ピーマン:1個
- ウインナー:2本
- サラダ油(またはバター):大さじ1
- A ケチャップ:大さじ4
- A 牛乳(または生クリーム):大さじ1
- A 醤油:少々
- 塩、こしょう:少々
- 粉チーズ、タバスコ:お好みで
【作り方】
- 玉ねぎは薄切り、ピーマンは輪切り、ウインナーは斜め切りにします。
- フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎとウインナーを炒めます。玉ねぎがしんなりしたらピーマンも加えてさっと炒めます。
- 茹で置きパスタを加え、具材と絡めながら炒め合わせます。パスタがほぐれにくい場合は、水(大さじ1程度)を加えると良いでしょう。
- パスタが温まったら、合わせたAを加えて全体に絡め、塩こしょうで味を調えます。
- お皿に盛り付け、お好みで粉チーズやタバスコをかければ完成です。
牛乳を加えることで、ケチャップの酸味がマイルドになり、コクが出ます。炒める工程でパスタに焼き色が少しつくくらいが香ばしくて美味しいです。
スープに入れるだけ!簡単スープパスタ
温かいスープに茹で置きパスタを入れるだけで、満足感のある一品が完成します。市販のカップスープやインスタントスープを使えば、さらに手軽に作ることができます。
【材料(1人分)】
- 茹で置きパスタ(ペンネやフジッリなどのショートパスタ):50g
- 市販のスープ(コーンスープ、ミネストローネ、オニオンスープなど):1袋
- お湯:規定量
- お好みで(とろけるチーズ、乾燥パセリ、黒こしょう):適量
【作り方】
- カップやスープ皿に市販のスープの素を入れ、規定量のお湯を注いでよくかき混ぜます。
- そこに茹で置きパスタを入れ、1〜2分ほど置いてパスタを温めます。
- お好みでとろけるチーズを乗せたり、パセリや黒こしょうを振ったりして完成です。
もちろん、手作りのスープに加えても美味しくいただけます。前日の残りのコンソメスープやトマトスープにパスタを加えれば、立派なランチメニューに早変わりします。パスタがスープを吸って少し柔らかくなるので、表示よりかなり硬めに茹でておいたパスタを使うのがおすすめです。体が温まるので、寒い日の朝食や夜食にも最適です。
まとめ:パスタを茹でておけば、毎日の料理がもっと楽になる!

この記事では、パスタを美味しく茹でておくための様々なコツやテクニックをご紹介しました。
- 茹で方の基本: パスタは表示時間より1〜2分短く茹で、茹で上がったらオイルを絡め、素早く冷ますことが、くっつかず伸びないための3大原則です。
- 正しい保存方法: 2〜3日以内なら冷蔵保存、1ヶ月程度の長期保存なら冷凍保存が適しています。どちらの場合も、1食分ずつラップでぴったり包み、密閉できる袋や容器に入れるのがポイントです。
- 美味しい再加熱: 手軽な電子レンジ、ソースと一体感が出るフライパン、茹でたての食感が蘇るお湯など、用途に合わせて温め方を選びましょう。
- 活用法: 茹で置きパスタは、サラダや炒め物、スープの具材など、アイデア次第で様々な料理に手軽にアレンジできます。
「パスタを茹でておく」というひと手間を習慣にするだけで、忙しい日の食事が驚くほど豊かで楽になります。もう「パスタは時間がかかる料理」と敬遠する必要はありません。ぜひ今回ご紹介した方法を試して、作り置きパスタをあなたの食生活に取り入れてみてください。



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